PDF ページ番号 追加:表紙を飛ばして開始番号・位置を整える
PDF Toucan editorial team · 最終更新日: 2026年9月20日 · 読了時間 約8分

PDF ページ番号 追加をPDF化後に行うなら、ページ番号追加ツールで位置、余白、開始番号、対象ページを設定します。表紙を空白にする場合はPDFの2ページ目からを対象にして、最初の番号を「1」に指定します。ローマ数字や「Page 1 of 10」のような文字付き形式が必要な場合は、PDF化前のWordで設定する方法が適しています。
PDFにページ番号を追加するには?
完成済みのPDF、スキャンした資料、元のWordファイルがないPDFにも、数字だけのページ番号を後から追加できます。PDF Toucanでは、PDF内のどのページに番号を付けるか、どこに配置するかを選択できます。
- ページ番号追加ツールを開きます。
- 「PDFファイルを選択」を押し、対象のPDFを選びます。PDFはページ上の任意の場所へドラッグ&ドロップすることも、貼り付けることもできます。
- 「Page layout」で片面用または見開き用のレイアウトを選びます。
- 「Position」で番号の位置を選び、「Margin」で用紙端からの距離をSmall、Recommended、Largeから選びます。
- 「Numbering」の「First number」に、最初に表示する数字を入力します。
- 「Which pages get a number?」で番号を付けるページを指定します。
- 番号プレビューを確認してから、「ページ番号を追加」を押します。
プレビューでは番号が実寸で表示されます。番号と本文、脚注、既存のフッターが重なっていないかを、サムネイルだけでなく拡大表示でも確認してください。プレビューに表示される破線の枠は配置の目印であり、出力PDFには印刷されません。
PDF Toucanのブラウザーツールは、ファイルをアップロードせず、ブラウザ内のローカル処理で動作します。アカウント登録は不要で、透かしやブラウザーツールの日ごとの利用制限もありません。パスワード保護されたPDFでは、プレビューを作成するためにファイルのパスワード入力が求められます。
表紙を飛ばし、2ページ目を「1」から始めるには?
PDFの物理的なページ順と、印刷される番号は別に設定できます。つまり、PDFの1ページ目を表紙として番号なしにし、2ページ目に「1」、3ページ目に「2」と表示できます。
- PDFを追加した後、「Which pages get a number?」で「Pages I choose」を選びます。
- 「Pages to number」に、表紙を除いた範囲を入力します。PDFが20ページで、1ページ目だけを表紙にするなら、
2-20を指定します。 - 「Numbering」の「First number」を「1」にします。
- 位置、余白、ページレイアウトを選びます。
- プレビューの「Page … will read …」を確認します。PDFの1ページ目に番号がなく、2ページ目が「1」、3ページ目が「2」になっていることを確認してください。
- 問題なければ「ページ番号を追加」を押します。
裏表紙も番号なしにしたいときは、対象範囲の終点から最終ページを除外します。たとえば全20ページで表紙と裏表紙を外すなら、2-19です。扉ページ、章扉、差し込みページを除外したい場合も、番号を表示したい実ページだけを範囲に含めます。
範囲内に有効なページがない場合は、番号を付けるページがない旨の表示が出ます。PDFの総ページ数、開始ページ、終点の入力を見直してください。
ページ番号の位置・余白・見開きはどう選ぶ?
読み方と印刷方法に合わせて位置を決めると、番号が探しやすく、本文も読みやすくなります。特に両面印刷では、左右のページで番号が内側に寄る配置を避けることが重要です。
| 資料の用途 | 向く配置 | レイアウトの目安 |
|---|---|---|
| 会議資料・片面配布資料 | 下中央、または下端の片側 | Single pages |
| 両面印刷する冊子 | 下側の外端 | Facing pages (book) |
| 脚注が多い報告書 | 上側の空いている隅 | 本文や脚注と重ならない位置 |
| ロゴ入りフッターがある資料 | 既存要素がない端 | プレビューで個別に確認 |
片面で読む資料には「Single pages」が適しています。すべてのページで同じ場所に番号が入るため、報告書や配布資料で番号を見つけやすくなります。
冊子として両面・見開き印刷する場合は「Facing pages (book)」を選びます。偶数ページでは番号が反対側の端へ移動するので、見開きの外側に番号をそろえやすくなります。奇数ページと偶数ページを少なくとも1ページずつ確認してください。
余白は、画面閲覧だけならSmallでも収まる場合があります。しかし、家庭用プリンターや印刷機では紙端まで印刷できないことがあります。端が切れそうな資料はRecommendedを基本にし、不安があればLargeを選んで試し刷りします。プレビューには端からの距離がpt単位でも示されます。
「1」「i」「Page 1 of 10」はPDFに後から追加できる?
後から追加できる形式と、元文書で設定すべき形式は異なります。ページ番号追加ツールの「Text」は「Number only」であり、追加できるのは数字のみです。
| 必要な形式 | 適した方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 1、2、3… | PDF化後に追加 | 位置、開始番号、対象ページをすぐ調整できる |
| 表紙を除き、本文を1から開始 | PDF化後に追加 | PDFの2ページ目以降だけを対象にできる |
| i、ii、iii… | Wordで設定してPDF化 | ローマ数字の書式が必要 |
| Page 1 of 10 | Wordで設定してPDF化 | 現在ページと総ページ数のフィールドが必要 |
| 章ごとに番号をリセット | Wordなど元文書で設定 | セクションごとの制御が必要 |
本文に単純な連番を入れるだけなら、PDF化後の作業が手早い方法です。一方、前付けをローマ数字、本文をアラビア数字にする構成や、「Page 1 of 10」のような表示は、PDFの元データで設定してください。元ファイルがないPDFで数字以外の形式が必須なら、まず編集可能な元データを入手できるか確認します。
Wordで番号を付けてからPDF化するのと、PDF化後に付けるのはどちらがよい?
Word原稿を今後も編集するか、特殊な番号書式が必要かで選びます。後からPDFに番号を加える方法は、完成PDFに単純な連番を足す作業に向いています。
| 状況 | おすすめの方法 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 完成済みPDFに数字だけを追加したい | PDF化後に追加 | 元文書がなくても作業できる |
| 表紙を空白にして本文を1から始めたい | PDF化後に追加 | 対象ページと開始番号を分けて指定できる |
| 目次や原稿をこれから編集する | Wordで設定 | 編集時も番号設計を維持しやすい |
| 前付けをローマ数字にしたい | Wordで設定 | セクションごとに書式を変えられる |
| Page X of Yが必要 | Wordで設定 | 総ページ数を含むフィールドが必要 |
Wordでページ番号を設定する基本手順は次のとおりです。
- 「挿入」から「ページ番号」を選び、ヘッダーまたはフッターに番号を挿入します。
- 「ページ番号の書式設定」で、番号の書式と開始番号を指定します。
- 表紙だけ番号を表示しない場合は、ヘッダーとフッターの「先頭ページのみ別指定」を有効にします。
- 前付けと本文で番号書式を変える場合は、両者の間にセクション区切りを入れます。
- 本文側のヘッダーまたはフッターで「前と同じヘッダー/フッター」を解除し、本文を「1」から開始する設定にします。
- 表紙、セクション先頭、横向きページを確認してから、PDFとして保存またはエクスポートします。
Wordで付けた番号がPDFでずれる場合は、セクション区切り、先頭ページのみ別指定、横向きページのヘッダー・フッター設定を確認します。PDF化後も、実際の表示倍率で番号が本文や脚注に重なっていないか確認してください。
複数のPDFを結合して連番を振るには?
複数ファイルを1冊の資料として扱い、最初から最後まで連番にしたい場合は、番号を付ける前にPDFを1つに結合します。ページ番号追加ツールに複数PDFを直接追加すると、番号はファイルごとに再開し、ページ範囲も各ファイルに個別に適用されます。
- PDF結合ツールを開きます。
- 「PDFまたは画像を選択」を押して、結合するファイルを追加します。ドラッグ&ドロップや貼り付けも可能です。
- ファイルカードをドラッグし、資料の並び順を整えます。
- 通常の報告書、章、付録をつなぐ場合は「File by file, in order」を選びます。
- 必要なら、ファイルごとのブックマークを残す設定、または両面印刷用に奇数ページのファイル後へ空白ページを加える設定を選びます。
- 「PDFを結合」を押します。
- 結合済みPDFをページ番号追加ツールで開き、文書全体の実ページ順に対象範囲と開始番号を指定します。
表裏を別々にスキャンした原稿を交互に並べるときだけ、「Page by page, alternating」を使います。通常の章ファイルや資料を結合する用途では、ファイル単位で順番に追加する方式が適しています。結合後に番号を付ければ、表紙を除外した通し番号も設定できます。
よくある質問
PDFの1ページ目を表紙として、ページ番号を表示しない方法は?
「Which pages get a number?」で「Pages I choose」を選び、PDFの2ページ目から最終ページまでを指定します。「First number」は「1」にします。プレビューで表紙が空白、2ページ目が「1」になっていることを確認してから処理してください。
PDFの途中からページ番号を1にするには?
番号を始めたいPDF上の実ページから最終ページまでを「Pages to number」に指定し、「First number」を「1」にします。たとえばPDFの5ページ目を本文開始にするなら、範囲を5ページ目からにします。前の4ページには番号が入りません。
PDFにローマ数字のi、ii、iiiを付けるには?
数字のみを後付けするツールではローマ数字は作成できません。Wordなどの元文書で前付けを別セクションにし、「挿入」からページ番号の書式をi、ii、iiiに設定してからPDF化します。本文は別セクションで1から始められます。
Wordでページ番号を付けたのに、PDFで番号がずれるのはなぜ?
セクション区切り、先頭ページのみ別指定、横向きページ、ヘッダーとフッターのリンク設定が原因になりやすいです。PDF化前に各セクションの先頭ページを確認し、PDF化後も表紙、本文開始、横向きページ、最終ページを実寸表示で確認してください。
複数のPDFを結合した後、通し番号を付けるには?
先にPDF結合ツールでファイルを順番どおりに1つのPDFへまとめ、その結合済みPDFに番号を追加します。複数PDFを番号ツールへ直接入れると番号は各ファイルで再開します。結合後なら、文書全体に対して一続きの番号を設定できます。
